画像テクスチャで立体的な草を簡単に作成する
2022/10/05
平面メッシュにテクスチャ画像を貼って、立体的に見せる小技です。
これを知ったとき、「なるほど!!簡単!!」と感動しました。
平面メッシュにテクスチャ画像を貼る
まずは、「メッシュ > 平面」から平面メッシュを作成し、正面表示でみえるようX軸で回転をかけます。

次にテクスチャ画像を用意します。 ※今回はtexture.comの画像を利用しました

用意したテクスチャ画像を、シェーダーエディターから以下の各項目に設定していきます。
「粗さ」と、「ノーマル」用の画像はリアルさを求めなければデフォルトの設定でも問題ないです。
- ベースカラー用
- 粗さ用(未設定でもOK)
- ノーマル用(未設定でもOK)

透過用の白黒のテクスチャを利用して、テクスチャを透過させます。
透過を利用する場合は、マテリアル設定の「設定 > ブレンドモード」をアルファブレンドにします。
「影のモード」はなしでよいです。
以下のように透過表示されれば成功です。

テクスチャの利用範囲を調整する
今のままですと、草が複数表示されているメッシュになっています。
利用したい草を1つだけにしていきます。
UVエディターから、テクスチャの利用範囲を調整します。

UVエディターで利用範囲を調整すると画像が変形するので、メッシュもテクスチャに合わせて調整します。

最終的な仕上がりはこんな感じになりました。

メッシュを複製して立体感をだす。
このままですと、平面のメッシュにテクスチャを貼っただけなので、
見る角度によっては、草が見えなくなる場合があります。
そこで、メッシュを複製してZ軸で回転をさせて、どの角度からみても草が表示されるようにします。
原点を草の根本に移動する
まず複製する前に、原点がメッシュの中央にある場合、回転をかけた場合に草の位置がずれてしまうので、平面メッシュの原点を草の根本に移動します。

複製して回転させる
「複製 + Z軸で60度回転」を2回行うと以下のようになり、どの角度から見ても草が見えて違和感がなくなります。

最後にメッシュを結合しておきます。
